FXスワップ派も注目する相場の転換点?!

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2008/08/09(土) 23:48
スワップ派の皆さん先週の動きはどう見ていましたか?
ドル円の110円乗せ、ユーロドルの1.52ドル割れなどここ数カ月続いていたレンジ相場に変化がありましたよね。複数の通貨ペアでレンジブレイクが同時に起こるのは重要な転換点となることが多いので注目していました。

特に、皆さん気にしているのはオセアニア通貨です。最近何人かの方から質問を受けましたので、最近の為替動向と私の分析を簡単にまとめておきます。

まず先週あたりのドル円です。重要なポイントとしては108.50円の壁を超えたことでしょう。数ヶ月間破られなかったのですが、ブレイクしたことから、109円台乗せとなりました。そして109円がしっかりしていることから110円ドル高が進んでいます。

108.5円を突破してからのいっきの動き。上げの速度でここまで勢いづいたのは珍しいのではないでしょうか。オプション市場で108.5円、110.0円付近でのドル円コール売りも大量にあったと思われます。

こうなる兆しはいくつかありました。

ひとつは8月7日に日付が変わるあたりのことです。8/7 零時過ぎ時点での動きです(前日比)。

USDJPY +0.75%
EURJPY +0.52%
USDCHF +0.39%
EURUSD -0.25%

これを見ると、米ドル>ユーロ>円 であることが分かります。 この時点では円安一色でした。

もう一つ注目はこれ。

NZDUSD -0.98%
AUDUSD -0.80%
NZDJPY -0.19%
AUDJPY -0.04%

米ドル>円≧AUD≧NZD

ドルが強く、円が弱い状況でしたが、それ以上にオセアニア通貨が下落しているのです。
NZD/USDペアの下げ基調は割と前から始まっていましたが いよいよ目立ったという格好です。
(いくつかの重要なサポート割れをしていますね。今回グラフは載せませんがぜひチャートで確認してみてください。)

そして翌日8月8日の昼過ぎからは、円高を伴いながらこれよりも大きく動きます。
買われているのがドルと円。
売られているのが、ZARやISKなどの高金利通貨、オセアニア通貨、ユーロなど。
長期で相関性の高い通貨そのものの分かりやすい動きになった感じです。

これまで売られ続けていたドルと円が買い戻されていること。
ドル/円が上昇しているのはドル買いのほうが円買いよりも強いからです。
ドル高、円高が同時に発生するのは、最近では珍しいと思います。

私がおやっ、これまでとパターンが違うぞと思ったのは7月31日です。そこから注意してみていたのですが、転換点を迎えたとはっきりしたのが8月7日~8日です。いくつかのポジション調整も行いました。
SNSミリオメイトの日記にもタイムリーに書いていますので、興味のある方は御覧ください。

ユーロ安がトレンドとして本格化すると、相関強めのオセアニア通貨なども下げる可能性が高いといえます。 ユーロの下落、ドルの上昇は、ここのところの原油価格の影響も大きく作用してそうですが、ここまで規模が大きいのは、つみあがったドルキャリーのポジションに巻き戻しに入ったのでしょう。

と、短期的な動きの話ですが、実はゆっくりとした変化は7月中旬から始まっていたのですね。
オセアニア通貨は、豪ドルが資源国通貨ということで買われていましたが、資源価格の下落、利下げ観測などで7月中~下頃から売られ始めていました。ドルベースでみるとよくわかります。
ファンダメンタルズ的にもこういう裏付けがあり、テクニカル的にも複数通貨ペアでサポート割れ、レジスタンスの突破などが重なっています。

クロス円全般は下げ基調。ドル円はボックス圏という動きがしばらく続くのでしょうか。
いずれにしてもここ数カ月のレンジからは外れていますね。
この先レンジの天井とを底を探しに行く展開になるのでしょう。

オセアニア通貨については、ユーロとともにかなり長期で上昇が続いてきたことからトレンド転換となると中長期で下落に向かうと思われます。円キャリーの規模は去年と比べて小さくなったもののリスク回避での円買いは、今後も突発的に発生するでしょう。持ち直す可能性もありますが、オセアニア通貨は、ピークアウトしたと考えるのが自然です。

スワップ派としてはどう対処するか。スワップ派といってもいろんな運用タイプがありますよね。レバレッジ高い人や、投資期間をそんなに長く考えていない人。レバレッジ低くて投資期間を長めに考えている人。それぞれ対応が違うことでしょう。

質問を下さった方は、それほど投資期間を長めに見ていない人が多く、建値も高いし、レバレッジも決して低くなかったのです。やはり下落が不安になりますね。3年前くらいの私の状態に似ているな~と思いました。もし自分がそういう投資をしているのだったら、ポジションを軽くするか、清算してしまうでしょうね。

いずれにしても、ユーロ下落、オセアニア下落となった場合、過去の長期相関性から逆に上昇トレンドになるのはドルスイスとか、ユーロドル(ショートなので下落)ということになります。FXのスワップ派も相場の転換点はじっくり見ていきましょう。

長期で通貨の相関性をチェックするならFX分析ツールです。

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