実はISK:アイスランドクローナは私も気になっている通貨です。
ISKは現在金利が高く約14%です。メジャー通貨で高金利といわれるポンドや豪ドルに比べても2倍程度の金利があります。
ということは、仮に豪ドルをレバレッジ2倍で買うのと、アイスランドクローナをレバレッジ1倍で買った場合、もらえる金利(期待スワップ金利)はどちらのケースでもほぼ同じということになります(クロス円ペアの場合)。
どちらの方がよいのでしょうか?
まずは、ISK/JPYの長期チャートを見てみましょう。

1995年からのチャートです。約17年間もの長期ですがこれを見るのは重要なことです。
アイスランドは1996年頃から2000年頃まで好景気が続き、対円為替レートも上昇していることがわかります。
レンジとしては、1.12円〜2.00円の範囲です。
次に、AUD/JPYの長期チャートです。

こちらは、55円〜110円のレンジです。
ISKとAUDどちらも底と天井でレートが2倍くらい値が違うことがわかります。
では、リスクの指標ボラティリティはどうでしょうか。
ISK/JPY:12.76 [%]
AUD/JPY:12.83 [%]
こちらもほぼ同様です(値は年率換算)。
ついでに相関係数も調べてみました。

相関係数は0.85ですので、このような長期で見た場合ほとんど同じ動きをしています。
では、高金利のアイスランドクローナ、過去の金利推移はどうだったのでしょう。

実は2%台の低金利時代もあったのです。99年から段階的に利上げがあり、2000年頃には7%近くになっています。
ちなみにこの間、アイスランドの通貨クローナは、固定バスケット方式から変動バスケット方式に移行しています。
通貨バスケット方式は、他国の通貨レートに合わせて自国のレートを決める方式です。
ISKが変動バスケット方式になってからはユーロやポンドを合わせて50%弱、アメリカが約25%、そしてその他欧州通貨という風にウェイトづけがされています。
また変動幅も10%程度と大きめに設定されてきています。
その後、2002年頃にはまた利下げが始まり2%〜3%という低金利の時がありました。
2004年から金利上昇が始まり現在に至っています。
今回調べてみてわかりましたが、ISKは歴史的な高金利通貨というわけではないのですね。
では、歴史的に高金利を続けてきた豪ドルと比較して果たしてどうなのか。
これについては次回の記事で書いてみます。
なおチャートや統計値については、いつものFX分析ツールを使っています。このようなケースでのデータの分析にぜひご活用ください。
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