FXでスワップ金利の獲得を中心にトレードをしていると
運用期間は長くなります。
その間、為替レートが大幅に下落する可能性もあります。
「いったいどの通貨ペアをどのタイミングで買えばいいのだろう?」
今回は次のポイントで考察してみます。
・金利差の変化の見通し
・過去の為替レート
運用期間は5年〜10年くらいと想定します。
まず金利差は、各国の政策金利の変化とおおよその水準を調べます。
主要通貨なら三菱商事フューチャーズの政策金利一覧表が参考になります。
金利が低いのはスイスや日本で、金利が高いのはオーストラリア、ニュージーランド、英国等ですね。ここには出ていませんが、南アフリカも高金利です。この先、金利が逆転する可能背はゼロではないにせよかなり低いと思われます。
次に過去の為替レートを調べます。長期でみると為替レートはある幅に収まります。
過去の為替レートは、今の水準が高いのか低いのかの目安になります。
おなじみのチャートを見るのも一つの方法です。チャートは時間的な変化を知る場合に役に立ちます。
しかし、期間中の為替レートの分布を知るにはちょっと役不足なんですね。
今回紹介するのは、為替レートのヒストグラムです。
次のグラフは、ドル円の日足データを使ってヒストグラムにしたものです。
ヒストグラムとは、階級毎に発生頻度をカウントしたものです。
(期間は1996/1/1〜2006/8/31)

横軸はドル円の為替レート(1円毎に区切り)で、縦軸は頻度(この場合は日数)。
これを見ると、大きな山が2つあることがわかります。
100円〜113円までと、114円〜125円は頻度が高いですね。
さらに詳しく見ると105円〜109円と116円〜121円が目立っており
この2つのレンジだけで全体の約50%を占めます。
ちなみにこの期間におけるドル円の為替レート平均値は116.26円です。
平均といっても、必ずしも発生頻度が高いわけではないことがわかりますね。
※分布がきれいな形をしていないときは、平均値や分散、標準偏差といった値には注意が必要です。
このように過去の為替レートをヒストグラムにして分布を調べると意外なことがわかってきます。
このヒストグラムを見てドル円を長期保有のため買うかといわれたら、ちょっと判断に迷いますね(2006年9月9日現在)。
次にポンド円のヒストグラムを見てみます。

こちらは2円刻みとなっています。
149円〜179円の小さな山、181円〜207円の大きな山があります。
期間の平均レートは189.55円で、2006年9月9日のレートは218円です。
長期保有で買うとすると、ちょっと避けたい感じがしますね。
少しだけ保有するなら良いかもしれませんが。
最後に、ドルスイスのヒストグラムです。

期間の平均レートは1.4293ドルですが、これも偏りが大きいので
平均レートは、ほとんど意味のない数字ですね。
2006年9月9日のレートは1.2472ドルです。
一つめの山の真ん中あたりです。
前の2例よりも、下落リスクはまぁ少ないように見えますね。
ということで、チャートではなかなか見えてこないことが
ヒストグラムを見るとわかってきます。
必ずしも過去のレートが将来の動きを保証するものではありませんが
為替レートの動きを分析する一つのツールとして使えるはずです。
他にも、通貨ペアを選ぶ際には、レート変動のしやすさ(ボラティリティ)を
目安にする方法があります。いずれ紹介します。
参考になった方は↓一票お願いします。

※本文は買いポジションでスワップ益が発生する通貨ペアを前提にしています。
売りポジションでスワップが発生する通貨ペアの場合は、「買い」を「売り」に
為替レートが「上がる」を「下がる」読み替えてください。
このヒストグラムは、どこで見れるのでしょうか?
よろしければ、教えていただけませんか?
「rates histogram」で検索したんですが見つける事が出来ませんでした。自作・・・ですか?
新しい視点をありがとうございます。
ランキングへの登録ありがとうございました。
感謝です。
おかげで、賑やかになってきました。これからもよろしくお願いします。
ヒストグラム、初めて知りました。
新しい発見です!
はやぶささんの記事はとても共感でき、勉強になります。ありがとうございます。
私の管理サイト「初心者でもよくわかるFX入門」よりリンクさせていただきました。
http://fx.ttyk.com/096_fx1/
http://fx.ttyk.com/096_fx1/ent320.html
よろしければ相互リンクしていただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
ヒストグラムは、私も調べたのですがネット上にはほとんど存在しないようです。
今回のヒストグラムは自作ツールです。通貨ペアと期間を選択すればいろんなパラメータとともに表示されるツールで、この先重宝しそうです。いずれ公開する予定ですよ。
kawamuraさん
コメントありがとうございます。相互リンクに登録しておきますのでよろしくお願いします。
「為替の王道」( http://fx.hustle.ne.jp/ )相互リンクでお世話になっております。hiroya2006です。
今回新規サイト「為替の王道FX超入門」( http://fx-new.hustle.ne.jp/ )を立ち上げました。
まだ、立ち上げたばかりのサイトではございますが、また「為替の王道」同様に相互リンクして頂ければとよせて頂きました。
どうかご検討お願いいたします。
誠に勝手ながら、先にリンクをさせて頂いております。
http://fx-new.hustle.ne.jp/12/14/
相互リンク了承頂けましたら、当サイトにも相互リンクの文字を追加させて頂きたく思います。
どうかよろしくお願いいたします。
USDCHFが買いどきなのは、きがついていましたが、GBPJPYが200円前後が買いどきなのは気がつきませんでした。
ありがとうございました。
>レート変動のしやすさ(ボラティリティ)
こちらも楽しみにしています。
相互リンクに登録しました。
saru999さん
なぜGBPJPYが200円で買いと思われましたか?
きつねどんぶりさん
自分はもとプログラマなので・・・
もしよければ、相互リンクをお願いできないでしょうか。宜しくお願いします。
タイトル:スワップ派の投資術
URL:http://gainbyfx.blog48.fc2.com/
いつも応援させてもらってます。
いつも応援ありがとうございます。
この連休中にも、また面白い記事を書きたいとおもいますので、訪問してください。
非常に参考になりました

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