ここでは、2006年08月に掲載されたFX関連情報を掲載しています。
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2006/08/30(水) 07:14
アフリカランド円のスワップ獲得シミュレーションとしていくつかの方法を紹介しました。
・毎月2万円をFX口座に入金してランド円を1万通貨ずつ買いつづける
・毎月2万円をFX口座に入金して為替レートの平均値より低いときだけ1万通貨を買う

いままではスワップ派にとって不利な為替レート変動を想定してきました。
今回はこうなったら最高というケースと、もうひとつはちょっと変なケースを
シミュレーションしてみます。

アフリカランド円シミュレーションの第4弾。
アフリカランド円のシミュレーション条件は次のとおりとします。

<前回までと同じ>
・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

<今回の為替レート>
・2008年9月までに変動しない
・以降毎月0.2円ずつ上昇し2010年12月までに21.8円になる

2年後までは為替レートが一定で、さらに2年後までは為替レートが毎月上がりっぱなしという楽観的ケース(グラフは↓)です。とはいえ、過去の平均レートである紫色の線を上回る期間の方が、そうでないときよりも短くなっていることに注目してください。

為替証拠金ランド円為替レート


為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

アフリカランド円ZAR/JPYスワップシミュレーションケース4


2008年9月まではレート変動がないため為替差益はゼロでは一定です(赤色ライン)。
以降は為替差益が上昇していきます。
スワップ益はこれまた順調に増えていきます(水色ライン)。
2010年12月にはスワップ益が160万円を超えます。
トータルの利益は理想的な上昇カーブを描き、520万円を突破します(緑色ライン)。
こんな風に増えていくと笑いが止まりませんね。

これまで紹介してきたシミュレーションは、為替スワップ金利シミュレータで簡単に計算が出来ます。違う条件でシミュレーションをしたい場合は試してみてください。

※過去平均レートよりも低いときだけ買うシミュレーションはできません

さて、次にちょっと変なシミュレーションです。
アフリカランド円の為替レートが今からミラー相場となる場合です。
2006年6月を境に、これまでの為替レートをさかのぼるように変動するケースです。

毎月のルールはこのようにします。

・毎月2万円を入金する
・平均レートを超えているときはポジションを増やさない
・平均レートより低いときは1万通貨買う

アフリカランド円の過去の平均レートは18.67円。
※1995/11~2006/7の月間平均値より算出

そして期間も2010年ではなく2017年まで長くとってみましょう(↓)。

証拠金取引アフリカランド円


それらしいグラフになっていますね。
実際のランド円の為替レートを左右反転させただけなのでそりゃ当然です。
過去の平均レートはこの期間のものです(紫色ライン)。
そして、収支のシミュレーション結果はこうなります。

アフリカランド円ZAR/JPYスワップシミュレーションケース5


まず為替差益のラインに注目してください(赤色)。
2009年12月頃から2010年の12月頃まで含み損200万円程度となる期間があります。
これはランド円の為替レートが10円~12円と低迷するためです。

そしてちょっと見づらいのですが黄色ラインでは、2010年3月頃に投資金額が
ぼこっと上がっている箇所があります。実はこの時点で含み損が150万円を超えてしまうため
証拠金不足に陥ります。そこで約60万円の資金を追加で投入しています。

なぜでしょうか?
2006年6月からこの時点までの為替レートは、一貫して平均レートよりも
低くなっています(一部だけ超えていますが)。このため毎月1万通貨を買い増ししているため
レバレッジの高い状態が継続しているわけです。為替レートはどんどん下がっていくので
含み損が増大し、証拠金不足に陥るということですね。

つまり初期の10万円と毎月の2万円だけではランド円が10円まで下がったとき資金不足になります。
ということでこの場を乗り切るのに約60万円を投入することにより証拠金不足を避けるという想定でシミュレーションをしています。

それ以降ランド円は次第に上昇します。2017年には28円くらいになります。
このケースの収支をまとめると次のようになります。

<2017年2月時点>
・平均買い単価 :15.43円
・ポジション枚数:   81枚
・証拠金    :1132万円(投資金額327万円+スワップ益805万円)
・為替差益   : 999万円
・口座精算価値 :2131万円

平均買い単価が15.43円なので、平均レートよりも約3.2円低いです。
2013年6月以降は、ランド円のレートが平均レートを上回るためポジションは増やしていません。
それでも毎月2万円を投入し続けるのでレバレッジはどんどん低下していきます。
2017年2月時点でのレバレッジはたったの0.6倍でリスクフリーになります。

スワップ派にとっては、為替変動リスクが最大の敵です。
今回は高値でポジションを増やさないようにして、平均買い単価を下げていき
為替レートが下がりすぎたときには、臨時資金を投入しながら時間をかけて
じっくりとスワップ益を獲得しつづけるという方法を紹介しました。

これまで数回にわたって、アフリカランド円のスワップシミュレーションをしてきましたが
今回でひとまず区切りとします。

また思いついたら紹介していきます。
面白かったという方は、こちらで応援をよろしくお願いします!



※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります
※税金は考慮していません
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2006/08/24(木) 21:24
しばらく手をつけていなかった為替証拠金取引のFXスワップ金利シミュレーターを手直ししました。

変更点は次の通りです。

・通貨ペアを選択すると為替レート、金利等を自動入力するようにした
・必要証拠金、維持証拠金、ロスカット条件を変更可能とした
・説明文をつけるようにした

通貨ペアを選ぶことで入力の手間が省けて少しは使いやすくなったかと思います。

アフリカランド円のスワップ金利について書いたようなシミュレーションも、これを使って再現することが出来ます。

ここ数ヶ月FXシミュレータは全くチェックしていなかったのですが、ある方からコメントを頂いた後アクセス数をしらべてみると、意外にも1日数十件の利用実績がありましたので今回手直しをすることにしました。

まだ入力値のチェックがないので試用版の域を脱していませんが。
今回も、セントラル短資OTをベースに設計していますが
他FX会社の仕様に対応して欲しいなどの要望があれば
機能追加も検討します。その他コメント等あればお願いします。

なお、画面右の簡易版はそのままなのでいずれ修正予定です。

これがそのFXスワップ金利シミュレーターです。

お役立ち!という方は↓クリックで応援よろしくです。


なお当サイトの影響を受けたのかどうか判りませんが、本家大本のセントラル短資OTでもスワップ金利計算機なるものが利用できるようになりましたね(結構前からですが)。

2006/08/15(火) 10:54
このサイトはこれまで為替証拠金取引について初心者向けの情報提供は特にやっていませんでした。
初心者向けの情報をわかりやすくまとめたサイトは他にもたくさんあるからです。
しかし、最近は新しくFXを始めた方からの問い合わせ件数も増えてきました。
質問に答える形式で、時々記事として紹介していくことにします。

ただし、私も専門家でなく一介の個人投資家ですので、勘違いしていたり間違っているところもあると思いますので、ご指摘いただければ幸いです。

では早速いってみましょう。今回は為替変動リスクに関するご質問をいただきました。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
こんにちわchappy と申します

このサイトで時々勉強させていただいています初心者(初めて5ヶ月位)です
トレードで失敗を重ね、FXのリスクを基礎からやろうと(当然のことですが)思っています

セントラル短資で10万通貨買いポジションをつくりました

安定的にスワップを得ながら、値上がりしたときはトレード益も出したいという、皮算用ですが、値下がりしたときに、どう対処したらよいか、ご意見を伺えますでしょうか

具体的な例でお尋ねします

1.資金が200万円あるとして、1万通貨当り5万円の証拠金とします
 100万円証拠金として使うと、20万通貨買えます
 
2.この場合、残り100万円ありますので、100÷20通貨で5円がマージンコールまでの幅となると思います(5円が良いかどうか別ですが)

3.ある通貨の相場が少しずつ下がっていけば、枚数を減らすなどして管理もできるような気もします
 が、例えば戦争やテロのような事件の場合、一日で10円も20円も動いたりしたらロスカットになってしまいます
 考えすぎかもしれませんが、為替相場でそういうことはあるのでしょうか

 また対処方法などありますでしょうか                 
 ご意見をいただければ幸いです

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
chappyさん

為替ブログのはやぶさ です。
メールありがとうございます。

ご質問の件、私なりにわかる範囲でお答えします。

為替相場で1日に10円も20円も変動することがあるか?とのことですが
20円動くことはまずないでしょうが、10円なら通貨ペアによっては
可能性は極めて低いもののゼロではないと思います。
例えば、ここ3年間でポンドは1日に5円程度動いたことが何度かあります。
私が覚えているのは、昨年7月21日のロンドンの同時爆破テロで
地下鉄が狙われたときのことです。197円近かったポンド円が
この日は一時192円台まで下落しました。
また昨年12月半ばの急激な円高相場では、ドル円、クロス円が軒並み
暴落しました。ポンドは12月14日だけで6円近くの下落となっています。
そこから数日間でさらに下落しています。

しかし、アフリカランド円だとこれだけ動くことはありません。
この3年間ではアフリカランド円が1日で1円以上動いたことはありません。
そもそもポンド円とランド円は、為替レートが一桁違うので単純な比較は
できませんが、通貨によって動く幅は違いそれぞれに性質があります。
どれくらい動く可能性があるかは、過去の為替データを参考にするのがよいでしょう。

為替レートのデータを調べるには、ひまわり証券の為替データがおすすめです。

※為替変動のしやすさについては変動係数という指標もあります(別の機会に)

ただし昔に比べて現在は為替レートが変動しにくくなっているようです。
為替変動リスクを回避するため、通貨オプション取引が進んできたためと
聞いたことがありますが、確かにそうなのでしょう。

しかし今でも上に書いたようなことで短期間で大きく為替レートが
変動することは時々起こります。
対処として、複数の通貨ペアに分散投資する方法をおすすめします。
たとえばポンド円だけとかドル円だけを持つのはその通貨の急激な下落が
起こったときは、証拠金不足になる可能性が高く危険だと考えます。
このため通貨の相関関係を考慮して、できるだけ相関のない通貨ペアを
組み合わせて持つようにするか、逆相関の通貨ペアを持つように
するなどして、一度に大きな損が発生しないようにするのが肝要だと
私は考えています。
(相関については過去の記事を参照してください)

実際、私自身もこの方法を取り入れてからは、為替レート変動による大きな
含み損が発生しにくくなりより安心してスワップ金利を受け取ることが
できるようになりました。

%%% %%% %%% %%% %%% %%% %%% %%% %%% %%%

ちなみに、マージンコールまでの幅については、chappyさんがかかれている
条件ならば5円よりも若干多くなるはずです。

セントラル短資の場合、マージンコールの発生は、維持証拠金を
割り込んだ時点で発生します。維持証拠金とは必要証拠金の75%です。
必要証拠金が50,000円なら維持証拠金は37,500円ですね。
※50,000円 × 75% = 37,500円

chappyさんの例では200万円で20万通貨を買うということでした。
必要証拠金は、5万円 × 20 = 100万円ですから
維持証拠金は、100万円 × 75% = 75万円となります。

従って資金である200万円が75万円になるまでMCまでのゆとりとなります。
為替レートに換算すると、6.25円です。
※(200万円-75万円) ÷ 20万通貨 = 6.25円

まぁマージンコールまで5円なのか6.25円なのかというと
そんなに大きな差ではありませんが。

こちらもご覧下さい。セントラル短資の証拠金に関するページ。

2006/08/08(火) 16:58
毎月2万円をFX口座に入金してアフリカランド円を1万通貨ずつ買いつづけるというシミュレーションを何回かしてきました。

ドルコスト平均法のような方法で積み立てていったわけですが、今回は「積み立て」方式に不利な為替変動を考えてみます。

アフリカランド円シミュレーションの第3弾。
アフリカランド円のシミュレーション条件は次のとおりとします。

<前回までと同じ>
・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

<今回の為替レート>
・2008年9月までに毎月0.3円ずつ上昇し24.1円になる
・以降2010年12月までに毎月0.4円ずつ下落し13.3円になる

つまり4年後の2010年までの期間において前半はランド高が進み、後半はより速いペースでランド安になるケース(グラフは↓)です。

アフリカランド円ZAR/JPY為替レートケース3


為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

FXアフリカランド円ZAR/JPYスワップシュミレーション


2008年9月まではスワップ益、為替差益とも順調に増えています。
口座清算価値も250万円に届きそうな勢い。
しかし、一転してランド安に向かい始めると、為替差益(赤色ライン)は
上昇してきた勢いより速いペースで減っていきます。
2009年7月には為替差益がついにマイナスとなり
2010年6月には200万円のマイナス。

スワップ益(水色ライン)は増えているものの為替変動によるマイナスを
打ち消すには程遠く、口座清算価値は2010年7月についに30万円を
割り込む。この時点でマージンコールが発生します。

シミュレーションでは、2010年7月のマージンコール発生後に
約80万円の証拠金を投入しています。投資金額(黄色ライン)が
突然上昇していますね。これで何とかロスカットの危機は防いだものの
ランド円は下がりっぱなしなので口座清算価値はあっという間に目減りします。
この先も、ランド円のレート下落が継続した場合、いくら資金があっても
足らなくなりそうですね。

一体何が悪かったのでしょうか?
問題は、平均買い単価とポジション数にあります。
このケースは2010年7月時点で次のようになります。

・平均買い単価:19.82円
・ポジション枚数:  50枚
・証拠金:255万円(投資金額108万円+スワップ益147万円)

この時点でのランド円為替レートは15.30円だから
為替差益は-226万円。

(15.30-19.82)×50×1万通貨 = -226万円

平均買い単価が高く、枚数が多いために255万円の証拠金量では
耐えられなくなってしまうのです。スワップ益が147万円発生していてもダメということですね。

平均買い単価と枚数が掛け算になっているところに注目してください。
この二つの数値を下げることができれば良いということがわかります。
ただし枚数を減らしてしまうとスワップ金利も少なくなるので
スワップ派としては可能な限り平均買い単価を下げるのがベスト。

平均買い単価を低く抑えるにはどうすればよいのでしょうか?
一つのアイデアとして、為替レートの平均値より高いときは
ポジションを増やさない方法があります。

ここで毎月のルールを変更してみます。
・毎月2万円を入金する
・平均レートを超えているときはポジションを増やさない
・平均レートより低いときは1万通貨買う

平均レートより低いときのみ1万通貨買い増しするとこのようになります。

外国為替アフリカランド円


アフリカランド円の過去の平均レートは18.67円。
※1995/11~2006/7の月間平均値より算出

一番最初の為替レートグラフをもう一度見てください。
過去の平均レートを示してあります(紫色ライン)。
つまりラインより下のときだけポジションを増やします。

このケースなら2010年7月時点でどうなるか?

・平均買い単価:17.09円
・ポジション枚数:  18枚
・証拠金:164万円(投資金額108万円+スワップ益56万円)

平均買い単価が17円になり、約3円低くなりました。
また枚数が少ない分、スワップ益は56万円です。
このときの為替差益は、-32万円。

(15.30-17.09)×18×1万通貨 = -32万円

スワップ益は約1/3になったものの、為替変動による損は
約1/7まで減らすことができました。

スワップ派にとっては、為替変動リスクが最大の敵です。
これに対処するには、平均買い単価をいかにして下げるかが
課題になります。この方法は一見効率が悪いようですが
長期間つづけていくことにより、平均買い単価を低く抑えることが可能です。
為替変動に対するリスクを低くするには有効な方法といえるでしょう。

今回は、過去の平均レートを目安にする方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

シミュレーションはまだ続きます。
次回は、期間を長くとったときのケースを扱ってみます。

為替ランキングの目標は15位以内!


※アフリカランド円を1万通貨から買えるのはセントラル短資のみ(2006/8月現在)

※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります
2006/08/01(火) 21:24
毎月2万円をFX口座に入金してアフリカランド円を1万通貨ずつ買いつづけると、4年後の2010年にはスワップ益だけで100万円を軽く超えるという記事を書きました(毎月2万円でアフリカランド円を買い続ければ2010年にはどうなるか?)。

そしてランド円の為替レートが一定だったときのシミュレーションをして約150万円のスワップ益が発生することがわかりました。

今回は、次のような条件でシミュレーションをしてみます。

・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

ここまでは前回と同じですね。そして今回はアフリカランド円の為替レートが
次のように変動するものとします。

・2008年9月までに毎月0.2円ずつ下落し10.6円になる
・以降2010年12月までに毎月0.1円ずつ上昇し13.3円になる

つまり4年後の2010年までの期間において前半は円高がゆるやかに進み、後半は円安がさらに緩やかに進むというケース(グラフは↓)です。

FXアフリカランド円ZAR/JPY為替レート


このケースでの為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

FXランド円ZAR/JPYスワップシミュレーション



2010年末までのスワップ金利による利益は約110万円です(水色ライン)。
為替レート一定のときに比べると少なくなっていますが、これは為替レートが
変化したことによりスワップ金利が変化するためです(参考記事:スワップポイントの計算方法)。

毎月2万円の投資を2010年12月まで続けると
投資総額は118万円(最初の10万円含む)です(黄色ライン)。
この点は前回と同じです。

為替差益は、為替レートの変動による利益です。
2006年のゼロから徐々にマイナスが増えていき
2008年9月には最大の-80万円となります(赤色ライン)。
ランド円の為替レートが低下することによる影響です。
その後は上昇を続け、2010年6月にはプラスに転じます。

トータルの口座清算価値(スワップ益+投資金+為替差益)は
2008円半ばまで20万円台での停滞が続きますが
その後一気に上昇し2010年末には260万円となります。

注目すべき点は、赤色のライン。
前半は直線的な変化ではなく時間が経過するにつれて下落幅が大きくなっています。
これは為替レートの下落が一定なのにポジションが毎月増えているために起こります。
仮に枚数が変化しなければ、含み損は為替レートの変動に応じて
直線的に増えていくだけです。しかし毎月ポジションを買い増していくと
レート下落による含み損もその都度増えていくことになります。

今回はランド円の為替レートが10円程度まで下落することを想定しました。
※過去ランド円の底値は2001年12月の10円台のため

もし10円よりも下落した場合はどうなっているのでしょうか。
証拠金不足になり、強制決済(ロスカット)が発生します。
スワップ派としては、「あと何円下落しても大丈夫」というラインを定め
それに対応した資金計画を立てることが大事ですね。

後半は、レートが徐々に回復していきます。
このため新規に建てたポジションは、すべて含み益となります。
2010年12月には、平均買い単価が12.71円で
ポジション数は55枚となります。このときの為替レートは
13.30円なので為替差益は30万円以上のプラスです。

スワップ派にとっては、平均買い単価を低することは大切なことです。
為替差損を可能な限り少なくするにはこれしかありません。
つまり「安いところで買う」わけですが、取引時の水準が
高いのか安いのかわからないのが普通ですね。

そこで今回のシミュレーションでは2万円を毎月投入して
1万通貨だけ買うという機械的な手法を用いています。
買い単価を平均化し為替レート変動の影響を受けにくくするのが狙いです。

これはドルコスト平均法の考え方に近いのですが
実際に購入するランド円のポジション数は常に1万通貨なので
厳密な意味でのコスト平均化をしているわけではありません。

2万円のうち、1万通貨あたりの必要証拠金は8000円なので
ポジションのコストは8000円。残りの1万2千円はレート変動に
対する余力ということになります。※ランド円が16円のとき

今回の為替証拠金取引モデルは、2万円というコストを
ポジションと余力にそれぞれ毎月分配する投資手法ともいえるでしょう。

ところで、毎月2万円という額は果たして妥当なのでしょうか?
ランド円が16円のとき、2万円で1万通貨を取引すると
レバレッジは8倍です。

 16円×1万通貨 ÷ 2万円 = 8

レバレッジ8倍という数字は、スワップ派としては高いといえるでしょう。
ちょっと無理しているなぁという感じですね。

実際、2万円で1万通貨を買ったとき、そのポジションだけで計算すると
マージンコール発生までの余力はたったの1.4円です。
16円から1.4円の下落でMCが発生してしまいます。
これでは話にならないので初期に10万円を入れて余力を持たせているわけです。

しかし、毎月2万円という無理のないコストから最大限狙えるリターンを
獲得していくのが今回のテーマなので、多少無理目の初期条件を決めました。
大事なのは、想定以上の為替変動が起こったときに、どれだけ余裕資金が必要かしっかりと把握することです。

今回のケースだと、ランド円が10円以下になるのは想定していません。
この万一に備えて、初期の10万円に加えていくら余力があればよいか
を把握しておくということですね。

シミュレーションはまだまだ続きます。
今回は、できればこうなってほしくないという悪いシナリオでしたので
次回はできればこうなってほしいという良いシナリオを考えて見ましょう。

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※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります

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