FXのシミュレーション

ここでは、FXのシミュレーション に関するFX情報をご紹介しています。
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2007/05/21(月) 23:29
FXで通貨ペアの強弱はチャートなどを見ればわかりますが、通貨単独でどれほど強くなったか、弱くなったかを知りたくなったことはありませんか?

たとえば、ここ一年間でドルは他の通貨(ユーロ、円、カナダ、オセアニア)と比べてどれだけ強いのか、弱いのか。あるいは、円はどれだけ弱いのか。

これをひと目でわかるように為替通貨別の相対指標を作ってみました。
FXでのいわゆる勝ち組・負け組の通貨がひと目でわかるようなものです。

今回は2006年5月から2007年5月までの一年間の為替通貨相対指標です。

主要為替通貨相対指標


グラフは2006年5月下旬の時点を基準として、それぞれの通貨が他の通貨に比べてどれだけ騰落したかの割合を示しています。

為替の勝ち組通貨は、オセアニア通貨のNZドル(NZD)と豪ドル(AUD)です。
ユーロ(EUR)とポンド(GBP)はまずまず。
スイス(CHF)、カナダ(CAD)、米ドル(USD)はあまり変わらずといったところです。
FXで最弱の負け組通貨は、円(JPY)です。

あくまでも一年前の時点を基準にしていますので期間を変えると結果も変わりますが、それでも日本円がひとり負けの傾向はあまり変化がないんです。米ドルも決して強いとはいえないですね。

去年のこの時期、NZDは大きく落ち込んでいました。そのため相対的には一番の上昇を見せています。そしてJPYはというと、円高一色でした。つまり為替レートとしてNZD/JPYはとても安値圏だったわけです。

この時期にNZD/JPYの買いポジションを仕込めた人はどの通貨ペアよりも含み益が多く発生しているはずです。

FXのスワップ派でもトレード派でも、このような相対指標は何らか参考になるのではないでしょうか。通貨単独での強弱がわかることがポイントです。

次回は、期間を変えて考察してみる予定です。ランキングで応援お願いします!
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2007/03/26(月) 00:01
為替変動の影響を受けにくくするためには相関を考慮して通貨ペアを組み合わせます。これは「通貨の分散」です。

では各通貨ペアのポジション量をどれくらいにすればよいのかということが気になりますね。今回は具体的な数値を計算してみます。

例として、ポンド円(GBP/JPY)とアフリカランド円(ZAR/JPY)のロングで考えます。

GBP/JPYとZAR/JPYの組み合わせは、相関係数が約0.13です(2003年~2007年の4年間)。
クロス円は一般的に値動きが似るのですが、ZARはボラティリティが高いため、ZAR/JPYはどのクロス円とも相関が低めになります。つまり、通貨の分散効果はあるわけです。

次の表を見てください。

為替ポンドとランド

(期間:2003/3~2007/3の週次データ)

GBP/JPYとZAR/JPYの為替レートの最大、最小、平均値です。
しかし為替レートはきれいな分布をしていないので、この値はあまり参考にならないということを以前の記事でも書いています。→ヒストグラム為替レートの変動幅と変動率

そこで為替レートの変動幅と変動率を見ます。

FXポンドとランドσ

(期間:2003/3~2007/3の週次データ)

σは標準偏差で、データの散らばりぐあいとか、ぶれの大きさを示しているのでした。
ただし為替レートは正規分布でないため、σはあまり参考になりません。
そこで、変動幅(直前のレートとの差分)と変動率(直前のレートとの変化率)のそれぞれについてσを使うのでしたね。過去記事→標準偏差の計算値

変動幅σについては、GBP/JPYが2.0に対して、ZAR/JPYが0.3となっています。
この意味は、GBP/JPYがだいたい週次データでは±2.0円の幅に収まり、ZAR/JPYではだいたい±0.3円の幅に収まるということです。絶対値がわかります。

変動率σについては、GBP/JPYが約1.0に対して、ZAR/JPYが約2.0となっています。
この意味は、ZAR/JPYは、GBP/JPYに比べて2倍の変動率(ボラティリティ)をもっているということです。相対値が分かります。

以上2点から言えるのは、ZAR/JPYの方が変動リスクが2倍高いが、対円レートの変動幅として比較すると、約1/7程度(= 0.3/2.0)ということですね。

このとき、ポジション量の組み合わせとしては、GBP/JPYを1万通貨、ZAR/JPYを7万通貨とすると、変動幅が同じになります(ボラティリティは変わりません)。
GBP/JPYのレートはZAR/JPYにくらべて、14倍くらい大きいです(2007年3月末現在)。
レートの絶対値は14倍も違うわけですが、ポジション量としては1:7くらいにすればちょうど良いということです。

それでは、AUD/JPYとUSD/CADのように、基準となる通貨が違う場合はそのように考えたらのよいのか。これについては、次回記事でアップします。

いつも応援ありがとうございます!はやぶさのランキングは上位安定してきました。

為替データの分析ができる「FXスワップ金利運用の極意」セット好評発売中!
2007/03/11(日) 23:41
先週の為替相場。ドル円は115円の底が簡単に割れないことを確認し、レンジの中程まで上昇していきました。

予想を超えて不利な方向へ相場が行くときは不安になりますよね。
今回ドル円相場で114円が見えたときはどうだったでしょうか。

いったいどこまで行ってしまうのだろうと。自分のポジションはどうなってしまうのか。含み損を笑えなくなるとき。FXってやっぱり怖いと。

でも、どこに大底があるのか、チャートと統計データで大まかなレンジ、ボックス圏を把握していれば、為替がどう動いてもこれを判断基準としてシナリオを作ることができます。

114円後半で跳ね返されて底堅いようだったら、~しよう。
114円を割れてしまったら、~しよう。あるいは、~しない。

大底やレンジが分かっているのと分かっていないのでは、精神的にも全く違います。同じFX相場を眺めていても気の持ち方が違います。
この精神的な負担というのは、ある意味大きなコストだと思います(これについてはまた別の機会に述べます)。

今回の荒れ相場、年に数回しかやってこない大きな津波だったわけですが、過去に津波が来たことを知っていること、過去に発生した津波の大きさがどれくらいか知っていることはとても大事です。備えあれば憂いなし。FXでは統計データが役立つことは間違いありません。

統計データは過去のデータなので、将来を予想することはできませんが少なくとも、過去のパターンを見抜いて今の相場に活用することはできると思います。FXで取引している人は、みんな過去のデータを見ています。チャートも全て過去のデータですからね。

私がスワップ派と一緒に開発したFX分析ツールは、90種類以上の通貨ペアについていろんな統計データを計算することができます。統計データは過去のある時点での結果だけを知っていてもあまり役に立ちません。統計データもじわじわと変化していくからです。

最新の為替レートを自動取得し、いつでも任意の通貨ペアのデータを把握するツール、当初は自分用に作っていましたが、より多くの人に使っていただくツールとして「FX分析ツール」を開発しました。「スワップ金利運用の極意」というレポートとセットで現在販売中です。人数限定価格となっていますのでお早めに。

ランキングで活躍中のFXスワップ派も、FX分析ツールを使用しています。
2006/12/26(火) 02:36
FXでスワップ金利目的の運用をするときは、レバレッジ3倍~5倍が適正とよくいわれます。
しかし、レバレッジ50倍以上でもリスク少なくスワップ金利を受け取る方法があることを知っていますか?

※この手法は通用しません(2007年4月現在)。香港ドルの金利上昇の影響

リスクとリターンのバランスによってはこのような方法も可能です。
FXにおけるリスクとは、為替変動のしやすさのことで、ボラティリティともいいます。

通貨ペアによってボラティリティが違うことは以前記事に書きました。
為替変動があるために、レバレッジを高くすることが危険というわけです。
逆に、為替変動が少なければ、レバレッジを高くしてもよいということになります。
ボラティリティの大小によって適切なレバレッジも変わってくるということです。

レバレッジが3倍~5倍というのは、一般的な通貨ペアだったらおおよそこれくらい
変動するというところから出てきた数字なのです。

もし為替変動がまったくなくて、スワップ金利ももらえるとしたらどうしますか?
私なら、レバレッジを最大にします。仮に金利1%だとしても、レバレッジ100倍で
金利100%です。こんなことになったら笑いが止まりませんね。

実は、こんな笑いの止まらない通貨ペアがいくつか存在します。
それはドルペッグしている通貨です。ドルペッグとは、通貨レートを米ドルと連動させることです。
ペッグ制をとっている通貨としてよく知られているのは香港ドルです。
今回は香港ドルを紹介します。

香港ドルは、米ドル連動といっても完全に一致しているわけではなく
1USD が 7.75~7.85HKD の範囲に収まるようコントロールされています(2005年5月以降)。
現在は、1USD = 7.77HKD 前後で取引されています。

いつものように過去のチャートを見てみます。

FX香港ドル/米ドル2000年


2000年から2003年前半までのUSD/HKDは、7.80HKDでほとんど変動していません。
2003年後半に急降下していますが、その後は、7.75~7.80HKDのレンジに収まっています。

念のため期間を長くとったチャートも見てみます。

FX香港ドル/米ドル1996年


2000年以前は、7.75HKDを下回った水準であるもののやはり変動幅は少ないです。

では、具体的なシミュレーションをしてみましょう。
今回は、「最大レバレッジ200倍」「スワップも良い」「信託保全」のFX Online Japanでの取引条件に当てはめてみます。

<シミュレーション条件>
◎通貨ペア:USD/HKD
◎ポジション:10000通貨ロング
◎スワップポイント:3.0HKD (年利換算で約1.2%)※2006年12月現在
※2007/2/28より1.0HKD程度に低下しました
◎為替レート:1USD = 7.78HKD, 1HKD=15円, 1USD = 117円

仮に、口座に2万円あるとします。
USD/HKDを1枚買いポジションをとるとき、次のようになります。

 レバレッジ:117×10000÷20000=58.5倍
 必要証拠金:117×10000×0.005=5850
 余剰証拠金:20000-5850=14150

この条件で、USD/HKDがどのレートまで下がってもロスカットに耐えられるかを
計算すると、7.6859 HKDとなります。

100pips米ドル安になったときに費やされる証拠金:1170000÷7.78×0.01=1504
余剰証拠金で何pipsの米ドル下げに耐えられるか:14150÷1504×100=941pips
ロスカット水準レート:7.7800-0.0941=7.6859 HKD

過去のチャートとドルペッグ制を考慮すると1USD = 7.70HKDを下回る可能性はほとんどないと思われます。
20000円の証拠金でUSD/HKD1枚ポジションをとってもリスクは小さいといえるでしょう。

リターンは、3.0HKD×365=1095HKD。JPYで16425円。なんと年利にして80%以上!
もちろん、このスワップ金利が長く続くことはないと思われます。
※当時の1/3に減ってしまいました(2007/2/28現在)
しかしスワップポイントが半分になったとしても、年利40%は期待できるわけですから現時点では、かなり効率が良いことには間違いありません。

スワップ金利狙いでもボラティリティが低ければ高レバレッジで運用できるこということですね。
ボラティリティが低い通貨ペアは金利も低いのが通常です。
このケースは、レバレッジを高くすることで、少ないスワップ金利を大きくするという計算例でした。
リスクもドルペッグ制によて抑えられています。

万が一、香港ドルがペッグ制をやめたり、連動が間に合わなかったり(?)したときには
為替レートが大きく変動することになります。たとえ瞬間的なことであっても
FXではロスカットの対象になりますから、要注意です。
ロスカットになっても笑って許せる程度の金額にしておいたほうがいいでしょう。
大きな金額をこの方法で運用するのはお勧めしません。

USD/HKDのスワップ金利が高くハイレバレッジにできるのはFX Online Japanのみです。

他のFX会社では、ここまで効率よく稼ぐことはできませんので興味のある方は
高レバレッジ、高スワップ運用も検討してみてはいかがでしょうか?
↓本番と同じ条件で、デモ取引も可能です(無料無期限)。
FX Online Japan

※USD/HKDのスワップレートがどのようになっているかはご自身でもチェックしてください

スワップ派のランキングではドルペッグ通貨の高レバレッジは常識?

2006/08/30(水) 07:14
アフリカランド円のスワップ獲得シミュレーションとしていくつかの方法を紹介しました。
・毎月2万円をFX口座に入金してランド円を1万通貨ずつ買いつづける
・毎月2万円をFX口座に入金して為替レートの平均値より低いときだけ1万通貨を買う

いままではスワップ派にとって不利な為替レート変動を想定してきました。
今回はこうなったら最高というケースと、もうひとつはちょっと変なケースを
シミュレーションしてみます。

アフリカランド円シミュレーションの第4弾。
アフリカランド円のシミュレーション条件は次のとおりとします。

<前回までと同じ>
・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

<今回の為替レート>
・2008年9月までに変動しない
・以降毎月0.2円ずつ上昇し2010年12月までに21.8円になる

2年後までは為替レートが一定で、さらに2年後までは為替レートが毎月上がりっぱなしという楽観的ケース(グラフは↓)です。とはいえ、過去の平均レートである紫色の線を上回る期間の方が、そうでないときよりも短くなっていることに注目してください。

為替証拠金ランド円為替レート


為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

アフリカランド円ZAR/JPYスワップシミュレーションケース4


2008年9月まではレート変動がないため為替差益はゼロでは一定です(赤色ライン)。
以降は為替差益が上昇していきます。
スワップ益はこれまた順調に増えていきます(水色ライン)。
2010年12月にはスワップ益が160万円を超えます。
トータルの利益は理想的な上昇カーブを描き、520万円を突破します(緑色ライン)。
こんな風に増えていくと笑いが止まりませんね。

これまで紹介してきたシミュレーションは、為替スワップ金利シミュレータで簡単に計算が出来ます。違う条件でシミュレーションをしたい場合は試してみてください。

※過去平均レートよりも低いときだけ買うシミュレーションはできません

さて、次にちょっと変なシミュレーションです。
アフリカランド円の為替レートが今からミラー相場となる場合です。
2006年6月を境に、これまでの為替レートをさかのぼるように変動するケースです。

毎月のルールはこのようにします。

・毎月2万円を入金する
・平均レートを超えているときはポジションを増やさない
・平均レートより低いときは1万通貨買う

アフリカランド円の過去の平均レートは18.67円。
※1995/11~2006/7の月間平均値より算出

そして期間も2010年ではなく2017年まで長くとってみましょう(↓)。

証拠金取引アフリカランド円


それらしいグラフになっていますね。
実際のランド円の為替レートを左右反転させただけなのでそりゃ当然です。
過去の平均レートはこの期間のものです(紫色ライン)。
そして、収支のシミュレーション結果はこうなります。

アフリカランド円ZAR/JPYスワップシミュレーションケース5


まず為替差益のラインに注目してください(赤色)。
2009年12月頃から2010年の12月頃まで含み損200万円程度となる期間があります。
これはランド円の為替レートが10円~12円と低迷するためです。

そしてちょっと見づらいのですが黄色ラインでは、2010年3月頃に投資金額が
ぼこっと上がっている箇所があります。実はこの時点で含み損が150万円を超えてしまうため
証拠金不足に陥ります。そこで約60万円の資金を追加で投入しています。

なぜでしょうか?
2006年6月からこの時点までの為替レートは、一貫して平均レートよりも
低くなっています(一部だけ超えていますが)。このため毎月1万通貨を買い増ししているため
レバレッジの高い状態が継続しているわけです。為替レートはどんどん下がっていくので
含み損が増大し、証拠金不足に陥るということですね。

つまり初期の10万円と毎月の2万円だけではランド円が10円まで下がったとき資金不足になります。
ということでこの場を乗り切るのに約60万円を投入することにより証拠金不足を避けるという想定でシミュレーションをしています。

それ以降ランド円は次第に上昇します。2017年には28円くらいになります。
このケースの収支をまとめると次のようになります。

<2017年2月時点>
・平均買い単価 :15.43円
・ポジション枚数:   81枚
・証拠金    :1132万円(投資金額327万円+スワップ益805万円)
・為替差益   : 999万円
・口座精算価値 :2131万円

平均買い単価が15.43円なので、平均レートよりも約3.2円低いです。
2013年6月以降は、ランド円のレートが平均レートを上回るためポジションは増やしていません。
それでも毎月2万円を投入し続けるのでレバレッジはどんどん低下していきます。
2017年2月時点でのレバレッジはたったの0.6倍でリスクフリーになります。

スワップ派にとっては、為替変動リスクが最大の敵です。
今回は高値でポジションを増やさないようにして、平均買い単価を下げていき
為替レートが下がりすぎたときには、臨時資金を投入しながら時間をかけて
じっくりとスワップ益を獲得しつづけるという方法を紹介しました。

これまで数回にわたって、アフリカランド円のスワップシミュレーションをしてきましたが
今回でひとまず区切りとします。

また思いついたら紹介していきます。
面白かったという方は、こちらで応援をよろしくお願いします!



※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります
※税金は考慮していません
2006/08/08(火) 16:58
毎月2万円をFX口座に入金してアフリカランド円を1万通貨ずつ買いつづけるというシミュレーションを何回かしてきました。

ドルコスト平均法のような方法で積み立てていったわけですが、今回は「積み立て」方式に不利な為替変動を考えてみます。

アフリカランド円シミュレーションの第3弾。
アフリカランド円のシミュレーション条件は次のとおりとします。

<前回までと同じ>
・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

<今回の為替レート>
・2008年9月までに毎月0.3円ずつ上昇し24.1円になる
・以降2010年12月までに毎月0.4円ずつ下落し13.3円になる

つまり4年後の2010年までの期間において前半はランド高が進み、後半はより速いペースでランド安になるケース(グラフは↓)です。

アフリカランド円ZAR/JPY為替レートケース3


為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

FXアフリカランド円ZAR/JPYスワップシュミレーション


2008年9月まではスワップ益、為替差益とも順調に増えています。
口座清算価値も250万円に届きそうな勢い。
しかし、一転してランド安に向かい始めると、為替差益(赤色ライン)は
上昇してきた勢いより速いペースで減っていきます。
2009年7月には為替差益がついにマイナスとなり
2010年6月には200万円のマイナス。

スワップ益(水色ライン)は増えているものの為替変動によるマイナスを
打ち消すには程遠く、口座清算価値は2010年7月についに30万円を
割り込む。この時点でマージンコールが発生します。

シミュレーションでは、2010年7月のマージンコール発生後に
約80万円の証拠金を投入しています。投資金額(黄色ライン)が
突然上昇していますね。これで何とかロスカットの危機は防いだものの
ランド円は下がりっぱなしなので口座清算価値はあっという間に目減りします。
この先も、ランド円のレート下落が継続した場合、いくら資金があっても
足らなくなりそうですね。

一体何が悪かったのでしょうか?
問題は、平均買い単価とポジション数にあります。
このケースは2010年7月時点で次のようになります。

・平均買い単価:19.82円
・ポジション枚数:  50枚
・証拠金:255万円(投資金額108万円+スワップ益147万円)

この時点でのランド円為替レートは15.30円だから
為替差益は-226万円。

(15.30-19.82)×50×1万通貨 = -226万円

平均買い単価が高く、枚数が多いために255万円の証拠金量では
耐えられなくなってしまうのです。スワップ益が147万円発生していてもダメということですね。

平均買い単価と枚数が掛け算になっているところに注目してください。
この二つの数値を下げることができれば良いということがわかります。
ただし枚数を減らしてしまうとスワップ金利も少なくなるので
スワップ派としては可能な限り平均買い単価を下げるのがベスト。

平均買い単価を低く抑えるにはどうすればよいのでしょうか?
一つのアイデアとして、為替レートの平均値より高いときは
ポジションを増やさない方法があります。

ここで毎月のルールを変更してみます。
・毎月2万円を入金する
・平均レートを超えているときはポジションを増やさない
・平均レートより低いときは1万通貨買う

平均レートより低いときのみ1万通貨買い増しするとこのようになります。

外国為替アフリカランド円


アフリカランド円の過去の平均レートは18.67円。
※1995/11~2006/7の月間平均値より算出

一番最初の為替レートグラフをもう一度見てください。
過去の平均レートを示してあります(紫色ライン)。
つまりラインより下のときだけポジションを増やします。

このケースなら2010年7月時点でどうなるか?

・平均買い単価:17.09円
・ポジション枚数:  18枚
・証拠金:164万円(投資金額108万円+スワップ益56万円)

平均買い単価が17円になり、約3円低くなりました。
また枚数が少ない分、スワップ益は56万円です。
このときの為替差益は、-32万円。

(15.30-17.09)×18×1万通貨 = -32万円

スワップ益は約1/3になったものの、為替変動による損は
約1/7まで減らすことができました。

スワップ派にとっては、為替変動リスクが最大の敵です。
これに対処するには、平均買い単価をいかにして下げるかが
課題になります。この方法は一見効率が悪いようですが
長期間つづけていくことにより、平均買い単価を低く抑えることが可能です。
為替変動に対するリスクを低くするには有効な方法といえるでしょう。

今回は、過去の平均レートを目安にする方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

シミュレーションはまだ続きます。
次回は、期間を長くとったときのケースを扱ってみます。

為替ランキングの目標は15位以内!


※アフリカランド円を1万通貨から買えるのはセントラル短資のみ(2006/8月現在)

※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります
2006/08/01(火) 21:24
毎月2万円をFX口座に入金してアフリカランド円を1万通貨ずつ買いつづけると、4年後の2010年にはスワップ益だけで100万円を軽く超えるという記事を書きました(毎月2万円でアフリカランド円を買い続ければ2010年にはどうなるか?)。

そしてランド円の為替レートが一定だったときのシミュレーションをして約150万円のスワップ益が発生することがわかりました。

今回は、次のような条件でシミュレーションをしてみます。

・初期の口座資金を100,000円
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定
・計算開始月は2006年6月

ここまでは前回と同じですね。そして今回はアフリカランド円の為替レートが
次のように変動するものとします。

・2008年9月までに毎月0.2円ずつ下落し10.6円になる
・以降2010年12月までに毎月0.1円ずつ上昇し13.3円になる

つまり4年後の2010年までの期間において前半は円高がゆるやかに進み、後半は円安がさらに緩やかに進むというケース(グラフは↓)です。

FXアフリカランド円ZAR/JPY為替レート


このケースでの為替差益、スワップ益、口座清算価値は次のグラフのとおり。

FXランド円ZAR/JPYスワップシミュレーション



2010年末までのスワップ金利による利益は約110万円です(水色ライン)。
為替レート一定のときに比べると少なくなっていますが、これは為替レートが
変化したことによりスワップ金利が変化するためです(参考記事:スワップポイントの計算方法)。

毎月2万円の投資を2010年12月まで続けると
投資総額は118万円(最初の10万円含む)です(黄色ライン)。
この点は前回と同じです。

為替差益は、為替レートの変動による利益です。
2006年のゼロから徐々にマイナスが増えていき
2008年9月には最大の-80万円となります(赤色ライン)。
ランド円の為替レートが低下することによる影響です。
その後は上昇を続け、2010年6月にはプラスに転じます。

トータルの口座清算価値(スワップ益+投資金+為替差益)は
2008円半ばまで20万円台での停滞が続きますが
その後一気に上昇し2010年末には260万円となります。

注目すべき点は、赤色のライン。
前半は直線的な変化ではなく時間が経過するにつれて下落幅が大きくなっています。
これは為替レートの下落が一定なのにポジションが毎月増えているために起こります。
仮に枚数が変化しなければ、含み損は為替レートの変動に応じて
直線的に増えていくだけです。しかし毎月ポジションを買い増していくと
レート下落による含み損もその都度増えていくことになります。

今回はランド円の為替レートが10円程度まで下落することを想定しました。
※過去ランド円の底値は2001年12月の10円台のため

もし10円よりも下落した場合はどうなっているのでしょうか。
証拠金不足になり、強制決済(ロスカット)が発生します。
スワップ派としては、「あと何円下落しても大丈夫」というラインを定め
それに対応した資金計画を立てることが大事ですね。

後半は、レートが徐々に回復していきます。
このため新規に建てたポジションは、すべて含み益となります。
2010年12月には、平均買い単価が12.71円で
ポジション数は55枚となります。このときの為替レートは
13.30円なので為替差益は30万円以上のプラスです。

スワップ派にとっては、平均買い単価を低することは大切なことです。
為替差損を可能な限り少なくするにはこれしかありません。
つまり「安いところで買う」わけですが、取引時の水準が
高いのか安いのかわからないのが普通ですね。

そこで今回のシミュレーションでは2万円を毎月投入して
1万通貨だけ買うという機械的な手法を用いています。
買い単価を平均化し為替レート変動の影響を受けにくくするのが狙いです。

これはドルコスト平均法の考え方に近いのですが
実際に購入するランド円のポジション数は常に1万通貨なので
厳密な意味でのコスト平均化をしているわけではありません。

2万円のうち、1万通貨あたりの必要証拠金は8000円なので
ポジションのコストは8000円。残りの1万2千円はレート変動に
対する余力ということになります。※ランド円が16円のとき

今回の為替証拠金取引モデルは、2万円というコストを
ポジションと余力にそれぞれ毎月分配する投資手法ともいえるでしょう。

ところで、毎月2万円という額は果たして妥当なのでしょうか?
ランド円が16円のとき、2万円で1万通貨を取引すると
レバレッジは8倍です。

 16円×1万通貨 ÷ 2万円 = 8

レバレッジ8倍という数字は、スワップ派としては高いといえるでしょう。
ちょっと無理しているなぁという感じですね。

実際、2万円で1万通貨を買ったとき、そのポジションだけで計算すると
マージンコール発生までの余力はたったの1.4円です。
16円から1.4円の下落でMCが発生してしまいます。
これでは話にならないので初期に10万円を入れて余力を持たせているわけです。

しかし、毎月2万円という無理のないコストから最大限狙えるリターンを
獲得していくのが今回のテーマなので、多少無理目の初期条件を決めました。
大事なのは、想定以上の為替変動が起こったときに、どれだけ余裕資金が必要かしっかりと把握することです。

今回のケースだと、ランド円が10円以下になるのは想定していません。
この万一に備えて、初期の10万円に加えていくら余力があればよいか
を把握しておくということですね。

シミュレーションはまだまだ続きます。
今回は、できればこうなってほしくないという悪いシナリオでしたので
次回はできればこうなってほしいという良いシナリオを考えて見ましょう。

1クリックの1ポイントに感謝!↓



※マージンコールや必要証拠金の条件はFX会社により異なります
2006/07/30(日) 22:58
毎月2万円をFX口座に入金してアフリカランド円を1万通貨ずつ買いつづけると、4年後の2010年にはスワップ益だけで100万円を軽く超えるという記事を書きました(毎月2万円でアフリカランド円を買い続ければ2010年にはどうなるか?)。

どのようにしてそうなるのか、シミュレーションをしてみます。

・初期の口座資金を100,000円とする
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定とする
・アフリカランド円の為替レートが2010年まで一定とする

今回のシミュレーションのポイントは最後の点です。つまり為替レートが仮に一定だとするとスワップポイントがどれだけ貯まるのかということをまず確認しておきます。

百聞は一見にしかず。下のグラフを見てください。

FXランド円為替一定


2010年末には、スワップ金利(累計スワップ益)による利益は140万円を超えます(水色のライン)。

毎月ポジションを増やしていくことでスワップ金利も増加していくことがグラフから読み取れますね。
投資金額は毎月2万円を投入するため直線的に増加していきます。
スワップ金利による利益と、投資金額の合計が口座精算価値です。
緑色のラインがどんどん増えていくことがわかりますね。
毎月2万円の投資を2010年12月まで続けると、投資総額は118万円(最初の10万円含む)です(黄色のライン)。これにスワップ金利が加わって口座精算価値(トータル金額)が250万円を超えます。
ちなみに為替差益については、為替レートが一定のためずっとゼロです。

為替レートが一定で、金利も一定。スワップ派にとっては理想的な投資方法といえるでしょう。

しかし実際には、このような条件が続くことはありません。
スワップ派にとって最大の敵は、為替レートの変動です。

そこで次回は、ランド円の為替レートが今の16円台から2008年半ばまでに10円台へ下落した後、2010年に13円台まで回復する場合について検証してみます。

参考になりそうだという方は、こちらで応援お願いします!!



※アフリカランド円を1万通貨から買えるのはセントラル短資FXのみ(2006/7月現在)
2006/07/28(金) 00:27
毎月2万円でアフリカランド円を買い続けると2010年にはどうなっているでしょうか。

これについて、次のルールでシミュレーションしてみました。

・初期の口座資金を100,000円とする
・毎月20,000円を入金しアフリカランド円を1万通貨ずつ買う
・期間中スワップ金利は年利7%固定とする

※アフリカランド円を1万通貨から買えるのはセントラル短資FXのみ(2006/7月現在)
※以下アフリカランド円はランド円と呼ぶ

なぜランド円なのかを最初に説明しておきましょう。

 ・高金利通貨であること
 ・底値リスクが少ないこと
 ・小口で買うことができること(1万通貨単位)
 ・2010年ワールドカップWC開催に向けて注目が集まっていること

アフリカランドの金利は現在7%(2002年には13.5%)なので高金利の部類に入ります。
10年間の為替レートは29円が最高値(1996年1月)で10円が最安値(2001年12月)。
この間最大下落幅は約18円。現在の為替レートは約16円(2006年7月)なので
2001年12月の最安値まで下落しても幅は6円程度。最大ドローダウンは
そんなに大きくないといえます(もちろんレバレッジによっては何倍にもなる)。

ランド円を1万通貨買ったときのスワップは約30円/日。
1ヶ月で約1000円。1年で約12,000円。4年間で約5万円。
えっ? 少ないですか?

しかし毎月1万通貨ずつ買いつづけると、4年後の2010年には
スワップ益だけでなんと100万円を軽く超えてしまいます!

4年間ロスカットを避けて無事に運用できれば、金利だけで100万円超。
毎月の積み立てはたったの2万円。

なぜそうなるのか? リスクはどうなのか?
いくつかのケースを検証してみました。

(1)ランド円の為替レートが2010年まで一定の場合
(2)ランド円の為替レートが2008年半ばに10円まで下落した後2010年に13円まで上昇する場合
(3)ランド円の為替レートが2008年半ばに24円まで上昇した後2010年に13円まで下落する場合
(4)ランド円の為替レートが2006年7月を境にミラー相場となる場合
(5)シミュレーション結果まとめ
(6)アフリカランドのネガティブ材料

それぞれ今後の記事で紹介していきますのでお楽しみに!!
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2006/03/29(水) 14:50
3月最後の週半ばとなりましたが117円台後半で小動きが続いています。118円台で落ち着くほどの勢いはまだないようですね。今後の値動きについて、勝手な予想をしてみます。

週後半は荒れる可能性が高く動きが読めないので基本的には様子見がよいと思いますが大きく動くならチャンスでもあります。もし大きく動くなら(1)118円半ばを見せて116円台前半まで下落するか、(2)119円台のレジスタンスに挑戦するかでしょう。どちらにしてもこのまま素直に上がっていく(or下がっていく)のではなく、いろんな綱引きがあるため、反対方向にぶれがあるものと予想しています。

(1)の場合118円台前半に売りをいくつかばらけておく(すべて20~30銭程度上でのストップロス)。(2)の場合は117円半ばで買い注文をいくつかばらけておく(やはり20~30銭下でストップロス)という感じになります。

(1)(2)どちらにも備えて両方を注文してみようと思います。これは大きく動いたらラッキーですが短期決戦ですから負けても良いと思える程度でやる予定です。今日のNY時間の動きを少し見てから仕掛けてみますか。

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